今月の主題 脳卒中
脳卒中急性期の診断・治療の新展開
脳卒中急性期治療薬の開発動向
米田 行宏
1
,
森 悦朗
2
1兵庫県立姫路循環器病センター神経内科
2兵庫県立高齢者脳機能研究センター臨床研究科
pp.2258-2260
発行日 1995年11月10日
Published Date 1995/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903948
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ポイント
●脳梗塞急性期の治療薬として血栓溶解剤と神経細胞保護剤の2種類が検討されている.
●新しい血栓溶解剤として注目されている組織プラスミノーゲン・アクチベーター(t-PA)は,まもなく臨床使用される可能性が高い.
●神経細胞保護剤には,NMDA(N-methly-D-asparate)受容体拮抗剤,カルシウム拮抗剤,抗酸化剤などがあり,脳梗塞以外の脳卒中治療薬としても期待されている.
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