今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療
ブレインアタック理解のために
わが国の脳卒中の疫学と動向
今村 剛
1
,
清原 裕
1
,
井林 雪郎
1
1九州大学大学院医学研究院病態機能内科学
pp.196-198
発行日 2006年2月10日
Published Date 2006/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100493
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
・久山町における住民調査の結果,
①脳卒中死亡率は減少傾向にある.
②脳卒中発症率は1960年代から減少傾向にあるが,その傾向は1980年代になり鈍化している.
③高血圧の頻度には時代的変化は認めなかったが,治療により血圧レベルが低下した.一方で肥満・耐糖能異常・高コレステロール血症の頻度が急増した.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.