演習・胸部CTの読み方・4
不明熱精査目的で紹介された49歳の男性
峯下 昌道
1
,
山木戸 道郎
1
,
粟井 和夫
2
1広島大学医学部第2内科
2広島総合病院画像診断部
pp.2085-2089
発行日 1995年10月10日
Published Date 1995/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903907
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Case
49歳,男性.乾性咳嗽,微熱にて近医で治療を受けていたが,症状は種々の抗生剤に抵抗性で,38℃を越える発熱が続くようになり,当科紹介となる.胸部X線写真でびまん性陰影を認め,精査のため胸部CT撮影を行った.幼少時に肋膜炎に罹患した既往があり,46歳時から肝機能障害を指摘されている.血液検査では,WBC 9,300/μl,赤沈1時間値 55mm,CRP 2.1mg/dl,GOT 97IU/l,GPT 96IU/lであった.
図1,2に胸部CT,肺野条件を示す.
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