特集 おさらい腎疾患—明日から役立つアプローチの基本
そのほか腎疾患診療のポイント
維持透析患者における診療上の注意点
恒吉 章治
1
,
古波蔵 健太郎
1
1琉球大学医学部附属病院血液浄化療法部
pp.331-335
発行日 2017年2月10日
Published Date 2017/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224614
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Point
◎維持透析患者は32万人以上まで増加し,一般内科で診療する機会は多い.
◎維持透析患者の死因は,心不全,感染症,悪性腫瘍の順に多く,これらの疾患頻度も高い.
◎心不全には緊急透析を要することが多く,透析医との連携が必要である.
◎感染症には適切な熱源評価が重要であるが,結核やブラッドアクセス感染,菌血症,非典型的な尿路感染症が多いなどの特徴を知っておく.
◎薬剤の用法・用量に注意し,合併症に対し薬剤を多数服用していることが多いため,相互作用にも注意が必要である.
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