今月の主題 不整脈診療のための心電図の見方
安静時標準12誘導心電図からみた不整脈診断
PQ間隔と房室ブロック
中里 祐二
1
1順天堂大学医学部循環器内科
pp.862-865
発行日 1995年5月10日
Published Date 1995/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903629
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ポイント
●第1度房室ブロックではPQ間隔が0.20秒以上に延長する.
●第2度Wenckebach型ブロックではPQ間隔が徐々に延長し,QRS波の脱落を伴う.
●第2度Mobitz型ブロックでは,PQ間隔の延長を伴わずQRS波が突然脱落する.
●高度房室ブロックではP波とQRS波が3:1,あるいはそれ以下の伝導比を示す.
●第3度房室ブロックではP波とQRS波との関係が失われる.
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