今月の主題 小児疾患とキャリーオーバー診療
思春期の患者をどうみるか
思春期スポーツ障害—いわゆる“膝の成長痛”について
平岡 久忠
1
,
中村 耕三
1
1東京大学医学部整形外科
pp.278-279
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903501
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ポイント
●Osgood-Schlatter病は,大腿四頭筋脛骨付着部骨端核におけるスポーツによるover use症候群の一つと考えられる.
●身体の成熟に伴い成長軟骨帯が閉鎖すれば自然治癒する傾向がある.
●治療は,急性期にはcoolingと局所安静,疼痛軽減後は大腿四頭筋のストレッチングという保存療法を基本とする.
●診療に際しては,保存療法を継続することで治癒しうることを十分に理解させ,いたずらに不安を与えないことが肝要である.
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