今月の主題 循環器薬の使い方 1994
急性心筋梗塞
急性心筋梗塞治療の基本
延吉 正清
1
,
中川 義久
1
1小倉記念病院循環器科
pp.1411-1415
発行日 1994年7月10日
Published Date 1994/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902837
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●急性心筋梗塞に合併する病態は,不整脈,ポンプ失調,心破裂の3つに大別される.この各病態に対応して予防,治療を行うことが重要である.
●再疎通の達成は急性期治療の中心であり,この成功により急性心筋梗塞患者の管理はより安全に行える.
●再疎通の手段として血栓溶解療法,PTCAの2つがある.
●心原性ショックを伴う急性心筋梗塞に対しては,一刻も早い再疎通が必須であり,早く確実にそれを達成できるPTCAを選択すべきである.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.