座談会 内科診療のあゆみ(最終回)
臨床医学の進歩と変遷—サイエンスからアートへ
日野原 重明
1
,
北原 光夫
2
,
福井 次矢
3
,
赤塚 祝子
4
,
尾形 悦郎
5
1聖路加国際病院
2東京都済生会中央病院内科
3佐賀医科大学総合診療部
4横浜市立市民病院内科
5癌研究会附属病院
pp.2419-2431
発行日 1993年12月10日
Published Date 1993/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902535
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尾形(司会) 本日は『medicina』の本欄の最終回としまして,日野原先生をはじめ北原先生,福井先生,赤塚先生と,それぞれご専門の領域をお持ちになりながら,長い間臨床医学の第一線でご活躍されてこられた先生方にお集まりいただき,これまでの臨床医学を振り返るとともに,今後の臨床医学の在り方を探ってゆきたいと思います.
私は内分泌代謝学を専門としている内科医ですが,これまで11回にわたり本欄の司会を務めさせていただき,各専門領域の先生方と対談をして参りました.これまで続けてきた感想としては,内科医は普遍的な知識を身につけると同時に,自分の専門領域を持ち,また他の専門領域をも正しく理解すべきだということでした.
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