今月の主題 循環器疾患の画像診断
何を診断できるか—適応と限界
心室造影法
沖中 務
1
,
中西 成元
1
1虎の門病院循環器センター内科
pp.2300-2302
発行日 1993年12月10日
Published Date 1993/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902517
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●心室造影法は,各種心疾患の診断,病態の把握,治療方針の決定において有用な検査法である.
●シネ心室造影で得られた画像から,形態評価のみならず,心室容量,心筋重量,心機能,局所壁運動異常,残存心筋の有無など多くの情報を得ることができる.
●心室造影には,不整脈,塞栓症,造影剤の心筋内注入,肺水腫,腎不全など重篤になりうる合併症があり,十分注意が必要である.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.