今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療
治療の進歩
ステロイド薬の使い方
吉澤 靖之
1
,
澤田 めぐみ
1
1東京医科歯科大学医学部第1内科
pp.2148-2149
発行日 1993年11月10日
Published Date 1993/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902488
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- 文献概要
●COPDで膿性痰の多い症例はエリスロマイシン投与で治療後,吸入を含めたステロイド薬を使用するか,あるいはエリスロマイシンと同時併用を行う.プレドニゾロン投与で1秒量が20%以上改善する症例は,長期使用(吸入ステロイド剤も含めて)を行う.
●吸入ステロイド薬・ベクロメサゾン(ベコタイド®,アルデシン®,タウナス®)は10吹き,1日2回,10吹き,1日3回のように使用し,30吹き/日以上の増量は意味がない.吸入ステロイドの使用時はスペーサーを使用し,含嗽を必ず行う.
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