今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学
Bリンパ球の役割
免疫抗体の構造と働き
松浦 靖
1
,
大西 三朗
2
1国立精神・神経センター神経研究所・免疫研究部
2高知医科大学・第1内科
pp.1982-1984
発行日 1992年11月10日
Published Date 1992/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901848
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ポイント
1)抗体の可変領域は,超可変領域と枠組み領域から成る.枠組み領域はβ構造から成る土台を形成し,その端に抗原認識を司る超可変領域がループをなして位置している.
2)抗体の定常部は抗原結合後の第2の生理機能を担う.
3)膜型免疫グロブリンは結合蛋白と複合体を形成しており,特異抗原の取り込みとシグナル伝達を司る.
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