今月の主題 胸部X線からの肺疾患の診断と治療
均質性肺病変
均質性肺病変
平松 慶博
1,2
1東邦大学医学部・放射線医学第2講座
2大橋病院
pp.1336-1338
発行日 1992年8月10日
Published Date 1992/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901612
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
CTやMRIが普及してきた現在においても,胸部疾患診断における最初の検査は,胸部単純X線写真であることに変わりはない1).
胸部写真にみられる陰影,特にびまん性陰影を血管性,肺胞性,間質性および混合性に分ける,いわゆるパターン分類を提唱したのはFelsonである2)が,X線所見を病理所見と相関させることにも問題があり,その提唱者であるFelson自身が,後にパターン分類にのみ頼ることをいましめている3).
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.