今月の主題 内科医のためのCT・MRI
CT—胸部
肺の腫瘤性病変
坪井 正博
1
,
江口 研二
2
,
大松 広伸
2
,
名和 健
2
,
平野 裕志
3
,
金子 昌弘
3
1国立がんセンター病院・外科
2国立がんセンター病院・内科
3国立がんセンター病院・内視鏡部
pp.972-976
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901533
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ポイント
1)thin-slice CTやcine-mode MPR-CTによって肺内血管や気管支の描出が改善され,微小病変の詳細な形態診断が得られるようになった.
2)悪性病変の存在が疑われる症例で胸部単純X線写真が無所見の場合にCTを撮ることも必要である.
3)CTの優れた存在診断能を生かし,heli-cal CTによる肺癌検診への応用が期待される.
4)病変の三次元的解析画像の質的向上とこれに基づく診断法の確立が必要である.
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