今月の主題 高脂血症の日常診療
高脂血症の臨床診断
リポ蛋白値をどう読むか
佐々木 淳
1
1福岡大学医学部・第2内科
pp.398-400
発行日 1992年3月10日
Published Date 1992/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901399
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ポイント
1)脂質は血中に溶けて運搬されるべく,蛋白(アポ蛋白)と結合したリポ蛋白の形をとる.したがって,脂質の動きはリポ蛋白の動きとして把えなければならない.
2)リポ蛋白の中のカイロミクロン・レムナント,VLDLレムナント,β-VLDL,IDL,LDLの増加は動脈硬化を促進する.
3)III型高脂血症ではVLDL(β-VLDL),IDLが増え,LDLが減少する.
4)高コレステロール血症のなかに高HDLコレステロール血症が含まれているのでLDLコレステロールの測定が必要である.
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