今月の主題 高脂血症の日常診療
〈Editorial〉高脂血症治療の最近の話題
田中 誠
1
,
北 徹
1
1京都大学医学部・老年科
pp.376-378
発行日 1992年3月10日
Published Date 1992/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901394
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
1)脂質代謝の細胞レベル,分子レベルでの把握が可能となってきた.
2)HMG-CoA還元酵素阻害剤,新しいクロフィブレート系薬剤,LDLアフェレーシスなどの開発により,高脂血症に対する徹底的な治療が可能となり,動脈硬化の予防や退縮に向けて積極的なアプローチを行うことができるようになった.
3)小児や老年者の高脂血症は今後さらに重要な課題となるであろう.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.