今月の主題 よくわかる内分泌疾患
隠れた内分泌疾患を見つけるコツ
やせ
鈴木 裕也
1
1社会保険埼玉中央病院
pp.1856-1858
発行日 1991年11月10日
Published Date 1991/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901196
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ポイント
1)やせ,体重減少をきたすには,熱量出納が必ず負とならなければならない.
2)熱量出納が負になるには,摂取熱量の減少か消費熱量の増大がなければならない.
3)日常臨床でもっとも多いやせをきたす内分泌疾患は,バセドウ病と糖尿病であり,他の内分泌疾患は,それぞれ該当ホルモンの特徴的症状を伴う.
4)神経性食欲不振症,神経性大食症によるやせは心身症的症状により診断可能であり,ホルモン異常はやせによる二次的現象である.
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