今月の主題 リンパ系疾患の臨床
リンパ系疾患診療の実際
リンパ腫
T-cell リンパ腫
大野 敏之
1
,
桝屋 正浩
1
,
西井 一浩
1
,
北 堅吉
1
1三重大学医学部・第2内科
pp.1224-1228
発行日 1991年7月10日
Published Date 1991/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900964
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ポイント
1)T-LBLは縦隔腫瘤,白血化および中枢神経系への浸潤を高率に伴い,青年期(10〜20歳代)の男性に好発する幼若T細胞の腫瘍である.急性白血病に対する治療が行われており,予後の改善が認められている.
2)PTCLは臨床病態,組織形態ともに非常に多種多様な症例からなる成熟T細胞の腫瘍である.B細胞リンパ腫と比較し予後不良であるが,強力な治療にて治癒の可能性がある.
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