増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
疾患からみた内科エマージェンシー
その他の疾患
105.敗血症
稲松 孝思
1
1東京都老人医療センター・感染症科
pp.2016-2018
発行日 1990年9月30日
Published Date 1990/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900522
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敗血症は,原発感染病巣の感染を局所にとどめることができず,間歇的ないしは持続的に流血中に細菌が流れ込み,全身諸臓器に転移性の感染病巣を作り,流血中の微生物やその産生する毒素により,高熱,循環不全,諸臓器障害などによる激しい全身症状を呈し,適切な治療が行われないと致死的な経過をたどる細菌感染症の最も重篤な病態である.
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