増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
疾患からみた内科エマージェンシー
循環器疾患
58.頻脈性不整脈
新 博次
1
1日本医科大学・第1内科
pp.1866-1870
発行日 1990年9月30日
Published Date 1990/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900475
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
1)Vital signを速やかにチェックし,緊急性を判断する.
2)頻脈性不整脈は直流通電により停止が可能であり,その適応と判断されたなら速やかに施行する.
3)緊急性が低いときには,抗不整脈薬などにより頻拍発作を停止させる.
4)薬剤の中毒などで抗不整脈薬を使用しにくい状況下では,ペーシングによる停止も可能である(心室細動,心房細動を除く).
5)以上,いずれの場合においても,気管内チューブなど心肺蘇生の準備を整えておく必要がある.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.