特集 1ページでわかる内科疾患の診療ノート―“あたりまえ” のなかにある大事な視点
第2章:循環器
頻脈性不整脈
森田 宏
1
1岡山大学大学院 医歯学総合研究科先端循環器治療学講座
pp.594-597
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_594
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■問診
・期外収縮は動悸以外にも胸痛や咳などさまざまな症状を引き起こすが,まったく無症状のこともある.症状が起きやすい状況(安静・運動),誘因(ストレス,睡眠不足,カフェイン摂取など)についても確認する
・発作性頻拍症(発作性上室頻拍,心房粗動,心房細動)は突然始まる動悸発作として自覚する.頻拍開始時に一過性血圧低下や器質的心疾患を伴うと,眼前暗黒感や失神をきたす
・心室頻拍,心室細動では失神をきたすことが多い
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