増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
症状からみた内科エマージェンシー
29.せん妄
岩本 俊彦
1
1東京医科大学・老年科
pp.1766-1767
発行日 1990年9月30日
Published Date 1990/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900446
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ポイント
1)せん妄は精神運動活動の異常を伴った意識混濁と定義され,的確な状態像の把握と正確な診断が治療の第一歩である.
2)せん妄をきたす原因や誘因を検索,治療する.
3)せん妄状態の薬物治療には,有効性,安全性の点からハロペリドール5mg(高齢者は半量)の静注(軽いものでは筋注)が勧められる.
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