増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
緊急画像診断のポイント
24.胸部CT
広沢 邦浩
1
1帝京大学医学部・救命救急センター
pp.1734-1742
発行日 1990年9月30日
Published Date 1990/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900441
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胸部疾患の画像検査としては単純X線撮影(以下,単純X-Pと略す)が基本的かつ第1選択の検査として施行されている.
しかし,単純X-Pにも診断上の盲点あるいは限界があり,これを補完する検査として,CT検査(以下,CTと略す)が有用であることが明らかになってきている.とくに,単純XPでは診断の困難な縦隔,胸膜下,横隔膜近傍の病変に対してCTは優れた診断能を有しており,必須の検査法となっている.
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