今月の主題 わかりやすい心電図の臨床
負荷心電図,特殊心電図の適応と読み方
運動負荷心電図—Treadmill,Ergometer
川久保 清
1
1東京大学医学部・保健学科
pp.942-943
発行日 1990年6月10日
Published Date 1990/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900237
- 有料閲覧
- 文献概要
単一水準負荷法であるMaster 2階段試験に比較して,Treadmillや自転車Ergometerによる多段階運動負荷心電図法は,被験者の運動能力に応じた負荷を行え,また運動中の心電図・血圧測定が容易である利点があり,臨床の場で広く用いられるようになってきた.しかし,その歴史は比較的浅く,統一した基準がないのが現状である.ここでは,日本循環器学会「運動に関する診療基準委員会」(村山正博委員長)の1988年度報告を参考に,多段階運動負荷心電図法の適応,方法,判定基準について述べる.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.