特集 喘息・COPDと関連疾患の重要知識Up-to-date
喘息・COPDの関連病態と鑑別を要する疾患
閉塞性細気管支炎,リンパ脈管筋腫症
田中 萌恵
1
,
小屋 俊之
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科呼吸器感染症内科学分野
キーワード:
閉塞性細気管支炎
,
指定難病
,
呼吸機能検査
,
リンパ脈管筋腫症
,
LAM
,
結節性硬化症
,
VEGF-D
,
mTOR阻害薬
Keyword:
閉塞性細気管支炎
,
指定難病
,
呼吸機能検査
,
リンパ脈管筋腫症
,
LAM
,
結節性硬化症
,
VEGF-D
,
mTOR阻害薬
pp.2336-2340
発行日 2024年12月10日
Published Date 2024/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229918
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Point
◎閉塞性細気管支炎,リンパ脈管筋腫症は両疾患ともに閉塞性換気障害をきたす稀な疾患である.
◎閉塞性細気管支炎は,感染症,臓器移植,膠原病,薬剤などが原因として発症し,特に実臨床においては,薬剤に伴う症例に注意する必要がある.
◎リンパ脈管筋腫症は妊娠可能な女性に多く,比較的若年の女性で,吸入治療で症状や閉塞性障害が改善しない症例は疑うことが重要である.
◎どちらも指定難病であり専門性の高い疾患であるため,確定診断には高次医療機関への紹介が必要である.
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