特集 喘息・COPDと関連疾患の重要知識Up-to-date
喘息・COPDの関連病態と鑑別を要する疾患
リウマチ・膠原病の気道病変
清水 泰生
1
1獨協医科大学内科学(呼吸器・アレルギー)
キーワード:
声帯麻痺
,
輪状披裂関節炎
,
気道閉塞
,
気管支拡張症
Keyword:
声帯麻痺
,
輪状披裂関節炎
,
気道閉塞
,
気管支拡張症
pp.2330-2335
発行日 2024年12月10日
Published Date 2024/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229917
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Point
◎リウマチ・膠原病は胸腔内に病変を形成し息切れや喘鳴を呈することがあり,喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)と鑑別を要する.
◎1つの病型の気道病変が特定の膠原病疾患にしか発症しないということではなく,リウマチやさまざまな膠原病疾患において生じうる.
◎リウマチ・膠原病に起因する声帯麻痺や輪状披裂関節炎は急性気道閉塞のリスクになることがあるため注意を要する.
◎リウマチ・膠原病に合併する喘息やCOPDは肺機能の低下や予後に影響するため,早期の診断と治療が必要である.
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