増大号特集 続・Quality Indicatorの実装とその改善—日々の診療に役立つ診療評価指標
各論 その他
災害に備える—ヘルスケア領域のBCPと評価指標
山岸 暁美
1,2
1コミュニティヘルス研究機構
2慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室
キーワード:
業務継続計画
,
BCP
,
災害対応
,
サージキャパシティ
,
医療介護連携
Keyword:
業務継続計画
,
BCP
,
災害対応
,
サージキャパシティ
,
医療介護連携
pp.1984-1988
発行日 2024年10月10日
Published Date 2024/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229834
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Point
◎業務継続計画(BCP)策定により,防ぎ得た災害関連死(PDD)の約半数を阻止できる可能性があると報告されている.
◎まずは自機関のBCP策定に着手することが重要である.その過程で,地域の組織間で協力しないと解決しないこと,協力することで限られた資源を有効に活用できることが明らかになる.
◎さらなる取り組みとして,医療・介護機関同士の“連携型BCP”,さらには,地域を面と捉え,その医療やケアの継続について考える“地域BCP”として,スケールアウト・スケールアップされることを強く推奨する.
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