特集 慢性疾患診療のお悩みポイントまとめました—高血圧からヘルスメンテナンスまで
消化器
GERD,消化性潰瘍,潰瘍予防で投与しているPPIはいつまで続ければいいですか?
木下 慶一郎
1
,
明保 洋之
1
1天理よろづ相談所病院総合内科
キーワード:
プロトンポンプ阻害薬
,
PPI
,
胃食道逆流症
,
GERD
,
消化性潰瘍
,
非ステロイド性抗炎症薬
,
NSAIDs
,
H. pylori
Keyword:
プロトンポンプ阻害薬
,
PPI
,
胃食道逆流症
,
GERD
,
消化性潰瘍
,
非ステロイド性抗炎症薬
,
NSAIDs
,
H. pylori
pp.354-358
発行日 2023年2月10日
Published Date 2023/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228755
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Point
◎プロトンポンプ阻害薬(PPI)の長期投与に関連する有害事象を把握し,漫然とPPIを投与しない.
◎軽症の胃食道逆流症(GERD)や非びらん性胃食道逆流症(NERD)に対するPPIは症状改善すれば中止,改善しない場合は酸逆流以外の病態を考える.
◎H. pylori潰瘍では除菌後にPPI中止,非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)潰瘍では可能ならNSAIDsを止めて一定期間でPPIも中止する.
◎NSAIDs長期内服患者でもリスク因子がなければ,予防的PPIは不要である可能性あり.
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