特集 どこでもみれる?—コモンディジーズとしての感染症アップデート
どこでもみれる? 5類感染症
これから増える!? 知っておきたい麻疹の診断・治療
上山 伸也
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1川西市立総合医療センター感染症内科
キーワード:
麻疹
,
Koplik斑
,
vaccine failure
,
再流行
Keyword:
麻疹
,
Koplik斑
,
vaccine failure
,
再流行
pp.460-462
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229459
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Point
◎麻疹は臨床診断で検査前確率を上げることが重要である.そのうえでPCR検査による確定診断を行う.
◎ワクチン接種歴があると修飾麻疹となり診断が困難となるため,疑わしければ積極的に保健所と相談する.
◎麻疹は世界的に再流行している.インバウンドの増加に伴う国内での再流行には注意を要する.
◎麻疹の治療は基本的に対症療法であり,ビタミンAやリバビリンの効果は限定的であるため予防が重要である.
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