特集 内科医が遭遇する皮膚疾患フロントライン—「皮疹」は現場で起きている!
実践ケーススタディ よく遭遇する皮膚の困りゴト
関節が痛くなった—爪甲の観察が重要
安田 正人
1
1群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学
pp.2043-2046
発行日 2023年11月10日
Published Date 2023/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229266
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症例情報 50代男性.2カ月前から出現した手指や足趾の疼痛を主訴に来院した.疼痛は起床時に強く,仕事をしていると徐々に改善してくる.痛みを伴う部位は変動する.受診時,右示指や中指のdistal interphalangeal(DIP)関節に軽度の発赤や腫脹,圧痛がみられた(図1).また,数年前から爪の変化も自覚していた.
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