特集 整形外科プライマリ・ケア—内科医が知りたい整形外科疾患のすべて
各医療機関の立場から
〈中核病院・大学病院の立場から〉
救命センターの救命救急医の立場から
日比野 将也
1
,
植西 憲達
1
1藤田医科大学救急総合内科
キーワード:
急変の予測
,
バイタルサインの変化
,
いつもと違う変化に注目
Keyword:
急変の予測
,
バイタルサインの変化
,
いつもと違う変化に注目
pp.996-1001
発行日 2023年6月10日
Published Date 2023/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228985
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Point
◎ありふれた疾患を診ていても「どのような急変があり得るか?」「こうなったら転院搬送」「稀ではあるが◯◯を見逃さないよう,この所見に注意」と意識することが急変予防への対応につながる.
◎壊死性筋膜炎は進行が速く,治療の遅れが患者の機能予後・生命予後悪化に直結する.蜂窩織炎との鑑別が難しいが特徴的な所見を押さえておき,患者とも共有することで早期治療につなげられる.
◎「呼吸数がいつもより速い」「今日は元気がない」など,患者の微妙な変化に敏感であることは,迅速な急変対応への備えにつながる.
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