連載 明日から主治医! 外国人診療のススメ・1【新連載】
「外国人」とは誰か
冨田 茂
1
,
沢田 貴志
2
1高田馬場さくらクリニック
2神奈川県勤労者医療生活協同組合港町診療所
pp.756-760
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228927
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CASE
総合診療科の研修医(萌)と指導医(南)が外来で…
萌)南先生,今外来にいる患者さん,ビクトリア クルスさんという外国人らしいのですけど….先生英語できますよね.ぜひ,お願いします.
南)いやいや,外国風の名前だからといって英語ができるとは限らないよ.東南アジアの人かもしれないし,南米のスペイン語の人とかかもしれないね.
萌)え,そんな.アジアの言葉とかスペイン語とかもっと困ります.あ,どうしよう,患者さんがこっちに来る.ソーリー,アイキャント…えーと,どうしよう.
ビクトリア)あの….私の両親はアメリカ国籍ですけど,私は日本で育ったので日本語で大丈夫です.
萌)ああ,よかった.
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