特集 臨床医からみたPOCT
日常診療とPOCT
〈外来診療〉
咽頭痛患者—溶連菌・アデノウイルス迅速検査
橋川 有里
1
1藤田医科大学連携地域医療学
キーワード:
咽頭痛
,
溶連菌
,
アデノウイルス
,
イムノクロマト法
,
POCT
Keyword:
咽頭痛
,
溶連菌
,
アデノウイルス
,
イムノクロマト法
,
POCT
pp.670-674
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228907
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Point
◎溶連菌・アデノウイルス迅速検査は特異度は高いが,感度は検体採取方法や微生物量に依存する.
◎両検査ともに,陰性であっても感染を否定できるわけではない.
◎アデノウイルス迅速検査では,キットにより検体検出方法が異なり,また検出可能項目数によりコストも異なる.
◎溶連菌感染が疑われ,抗菌薬投与が考慮される場合には,POCTを用いるとよい.
◎小児もしくは小児と接触のある成人の長引く(4日以上)咽頭炎症状をみたら,POCTを検討する.
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