特集 令和の脳卒中ディベート10番勝負—脳卒中治療ガイドライン2021とその先を識る
ディベート・セクション 10番勝負
潜因性脳梗塞患者における長時間心電図モニター検査
Pro 潜在性心房細動の有無は植込み型心電図モニターで3年間検索する
山口 啓二
1
1一宮西病院脳神経内科
キーワード:
心房細動
,
長時間心電図モニター
,
イベントレコーダー
,
パッチ型心電計
,
要介護削減
Keyword:
心房細動
,
長時間心電図モニター
,
イベントレコーダー
,
パッチ型心電計
,
要介護削減
pp.510-513
発行日 2023年3月10日
Published Date 2023/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228797
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心房細動(atrial fibrillation:AF)は心原性脳塞栓症の主要原因であり,しばしば予後不良の脳梗塞をきたす.抗凝固薬がきわめて有効であるが発症前診断は必ずしも容易でない.虚血性脳卒中の診療においては,再発予防の観点からAFの精査が行われるが,発作性AFの場合には一般に行われているHolter心電図などで検出できるのは一部にすぎない.AFにより要介護に陥る患者を減らすため潜在性AFの診断強化が求められている.
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