特集 令和の頭痛診療—プライマリ・ケア医のためのガイド
頭痛診療Start-Up
片頭痛の急性期治療—トリプタン,NSAIDs,ジタン,制吐薬を上手に使う
古和 久典
1
1国立病院機構松江医療センター脳神経内科
キーワード:
片頭痛
,
stratified-care
,
層別治療
,
step-care
,
段階的治療
,
服薬タイミング
,
頭痛の診療ガイドライン2021
Keyword:
片頭痛
,
stratified-care
,
層別治療
,
step-care
,
段階的治療
,
服薬タイミング
,
頭痛の診療ガイドライン2021
pp.2360-2364
発行日 2022年12月10日
Published Date 2022/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228638
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Point
◎理想的な片頭痛急性期治療とは,①2時間以内に頭痛が消失し,②普段と同じレベルの活動(function)が可能となり,③不快な有害事象(締め付け感,だるさなど)がないか最小限である,と規定されている.
◎片頭痛急性期の実践的な治療戦略として,軽度〜中等度の頭痛であれば最初に非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用し,中等度〜重度の頭痛,あるいは軽度〜中等度であっても,NSAIDsの効果が乏しい場合にはトリプタンやジタンを使用することを考慮する.
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