増大号特集 これからもスタンダード!—Quality Indicatorの診療への実装—生活習慣病を中心に
生活習慣に関する疾患の診療評価指標とその実装
〈がん〉
肺がんの予防と検診の臨床評価指標
鶴田 慧司郎
1
,
官澤 洋平
1
1愛仁会明石医療センター総合内科
キーワード:
肺がん
,
USPSTF
,
低線量CT
,
LDCT
,
禁煙
Keyword:
肺がん
,
USPSTF
,
低線量CT
,
LDCT
,
禁煙
pp.1970-1974
発行日 2022年10月10日
Published Date 2022/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228550
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Point
◎肺がん検診として,本邦では胸部X線検査と喀痰細胞診を組み合わせた方法が用いられているが,国際的には高リスク患者に対する低線量CT(LDCT)が最も推奨されている.
◎本邦でLDCTによる肺がん検診を実装するうえでは,LDCTに基づいた肺がん検診の有用性を医療者が十分に認識し,患者と十分な共同意思決定を行うことが重要である.
◎肺がんに至る最多の原因は喫煙であり,禁煙が最も有効な予防方法である.
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