増刊号 フィジカル大全
第7章 膠原病・筋骨格
血管炎,リウマチ性多発筋痛症
松原 秀史
1
,
岸本 暢將
1
1杏林大学医学部付属病院 腎臓・リウマチ膠原病内科
キーワード:
血管炎
,
リウマチ性多発筋痛症
,
頸動脈痛
,
carotidynia
,
精巣痛
,
インピンジメント徴候
,
Hawkins test
,
Neer test
,
painful arc sign
,
Yeargason test
,
Patrick test
Keyword:
血管炎
,
リウマチ性多発筋痛症
,
頸動脈痛
,
carotidynia
,
精巣痛
,
インピンジメント徴候
,
Hawkins test
,
Neer test
,
painful arc sign
,
Yeargason test
,
Patrick test
pp.233-237
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228172
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Point
☞血管炎の症候はサイトカインによる全身症状(発熱,倦怠感,関節痛,炎症反応上昇など),および血管壁の炎症による末梢組織の虚血,または血管の破綻による症候を呈する.
☞大血管炎では血管壁の炎症による虚血や破綻症候は進行しなければ出ないため,非特異的な全身症状のみであることもあり,感染症,悪性腫瘍や薬剤アレルギーが除外された不明熱の原因として想起することが重要である.
☞肩関節周囲の構造は複雑なので,解剖を意識して触診することが重要である.
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