増刊号 フィジカル大全
第6章 血液・腫瘍
リンパ節腫脹
萩原 將太郎
1
,
島原 立樹
1
1筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター水戸協同病院
キーワード:
悪性リンパ腫
,
リンパ節転移
,
結核
,
ウイルス感染症
,
炎症性疾患
,
薬剤性リンパ節腫脹
,
弾性硬
,
石様硬
,
鎖骨上窩リンパ節
,
Virchowリンパ節
Keyword:
悪性リンパ腫
,
リンパ節転移
,
結核
,
ウイルス感染症
,
炎症性疾患
,
薬剤性リンパ節腫脹
,
弾性硬
,
石様硬
,
鎖骨上窩リンパ節
,
Virchowリンパ節
pp.187-191
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228164
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Point
☞リンパ節腫脹は,血液疾患だけでなく感染症,炎症性疾患など広い領域にわたる症状である.
☞正常リンパ節は通常1 cm以下で弾性であるが柔らかい.
☞1 cmを超えるリンパ節は異常と考える.1 cm以内でも鎖骨上窩のリンパ節は悪性腫瘍の可能性を考える.
☞触診する部位は,顎下,前頸部,後頸部,鎖骨上窩,腋窩,肘関節周囲,腹部,鼠径部,大腿,膝関節周囲など全身にある.
☞リンパ節腫脹には安易な抗菌薬投与を行うべきでない.診断のゴールドスタンダードは生検による「病理診断」である.
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