血液内科学が得意科目になるシリーズ・11
“しこり”が気になって……リンパ節腫脹
萩原 將太郎
1,2,3
1国立国際医療研究センター血液内科診療科
2国立国際医療研究センター輸血室
3国立国際医療研究センター細胞調整管理室
pp.178-184
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200090
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これまで,血球の増減について学んできました.今回は,表在リンパ節の腫脹について,そのメカニズムと鑑別診断を考えたいと思います.
リンパ節は,免疫をつかさどる重要な器官です.その腫脹は,感染症,腫瘍,その他炎症性疾患などさまざまな病気で起きるため,幅広い鑑別診断が必要であり,そのためには,詳細な病歴聴取と慎重な身体診察が重要です.
では,症例を通して学んでいきましょう.
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