連載 主治医の介入でこれだけ変わる! 内科疾患のリハビリテーション・7
疾患別リハビリ・運動療法の実際
末梢動脈疾患
上月 正博
1,2
1東北大学病院 リハビリテーション部
2東北大学大学院医学系研究科 機能医科学講座 内部障害学分野
pp.572-577
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228122
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末梢動脈疾患(peripheral arterial disease:PAD)とは,脚や腕を栄養する動脈の狭窄や閉塞により虚血状態を引き起こすものであり,脚では歩行時に「足がしびれる・痛い・冷たい」などの症状が現れる.疾患が進行すると間欠性跛行や安静時痛を生じ,足潰瘍や壊疽で手術が必要になることもある.近年,生活習慣病を基礎とする動脈硬化性疾患は増え続けており,虚血性心疾患,脳血管疾患などとともに,このPADも増加している.今回はPADのリハビリテーション(以下,リハビリ)について解説する.
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