特集 血液疾患をプライマリ・ケアではどこまで診て,どのように専門医と連携をとるべきか?
専門医の診断・治療後に一般内科医,プライマリ・ケア医との連携を行う場合
骨髄増殖性腫瘍の治療・経過観察・再紹介など
幣 光太郎
1
1宮崎大学医学部内科学講座血液・糖尿病・内分泌内科学分野
キーワード:
骨髄増殖性腫瘍
,
慢性骨髄性白血病
,
原発性骨髄線維症
,
真性赤血球増加症
,
本態性血小板血症
,
低用量アスピリン
,
ヒドロキシウレア
,
アナグレリド
Keyword:
骨髄増殖性腫瘍
,
慢性骨髄性白血病
,
原発性骨髄線維症
,
真性赤血球増加症
,
本態性血小板血症
,
低用量アスピリン
,
ヒドロキシウレア
,
アナグレリド
pp.2194-2197
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227957
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Point
◎骨髄増殖性腫瘍の治療は主に外来で行われる.
◎慢性骨髄性白血病と原発性骨髄線維症は専門医のもとでの管理が必要である.一方,真性赤血球増加症(PV)と本態性血小板血症(ET)では,特に高齢者において一般内科における維持治療のニーズがある.
◎PVとETの治療目標は血栓症の発症抑制であり,血栓症リスクを層別化し治療方針を決定する.同時に高血圧,糖尿病,脂質異常症,肥満,喫煙などの心血管リスク因子への介入を積極的に行うことも重要である.
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