特集 HFpEFを紐解く~診断・治療の標準化のために必要なこと~
識る1
HFpEFの疫学とフェノタイピング
谷 友太
1
,
小保方 優
2
1群馬大学大学院保健学研究科/沼田脳神経外科循環器科病院リハビリテーション課
2群馬大学医学部附属病院循環器内科
キーワード:
HFpEF
,
心不全
,
フェノタイピング
,
多様性
,
患者背景
Keyword:
HFpEF
,
心不全
,
フェノタイピング
,
多様性
,
患者背景
pp.124-127
発行日 2024年2月9日
Published Date 2024/2/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000001481
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左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)の頻度は増加傾向であるにもかかわらず,病態の多様性・複雑性のために生命予後を改善させる治療法が制限されている。フェノタイピングはこのHFpEFの多様性を克服し,個別化治療を実現できる可能性がある。日本と欧米のHFpEF患者の背景には差があることが知られており,日本人に特化したフェノタイピングを行うことで,日本人HFpEF患者に特異的な治療戦略が実現できるかもしれない。
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