連載 本気で書く! 入院時サマリー! 患者情報,丸見え化プロジェクト・3
ポリファーマシー,どないしてる?〜薬剤整理と入院時サマリー
徳田 嘉仁
1,2
1近江八幡市立総合医療センター救急総合内科
2滋賀家庭医療学センター
pp.1590-1596
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227150
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
全6回の本連載だが,いよいよ今回で3回目.早くも折り返しとは,感慨深い.第1回では入院時サマリー作成時において情報の洗い出しがいかに重要かを“カレー作りのガントチャート”とともにお届けし,第2回では併存疾患・既往歴を情報収集する際には「カルテを最初から全部読む! とにかく読む!!」という荒技を紹介した.そろそろ読者の皆さんも本連載について,わかってきたのではないだろうか.そう,本連載にはエビデンスなんて出てこない.筆者の“Passion”Based Medicineに基づく,『medicina』誌にとってかなりチャレンジングな連載である.
とはいえ,医療はエビデンスだけでは成り立たない.“実践知”の共有も大事ではないかと思っている.そのようなわけで今回は,近年のホットトピックとも言える“ポリファーマシー対策”を,入院時サマリーにどう落とし込むか,その実践知を共有したい.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.