増刊号 早わかり診療ガイドライン100—エッセンス&リアルワールド
膠原病
73 皮膚筋炎—多発性筋炎・皮膚筋炎治療ガイドライン
渡邉 剛史
1
,
藤田 芳郎
1,2
1中部ろうさい病院 リウマチ膠原病科
2中部ろうさい病院 腎臓内科
pp.320-324
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226889
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・2015年に厚生労働省自己免疫疾患調査研究班多発性筋炎・皮膚筋炎(PM/DM)分科会から,『多発性筋炎・皮膚筋炎の治療ガイドライン』1)が発表された.
・PM/DM特異(関連)自己抗体は筋炎の病型,病態,臨床経過,治療反応性と密接に関連しており,PM/DMを疑う場合は抗ARS抗体,抗MDA5抗体,抗Mi-2抗体,抗TIF1-γ抗体などを測定することが推奨される.
・PM/DMの治療の第一選択は副腎皮質ステロイドであるが,病型・重症度により,①ステロイド,②ステロイド以外の免疫抑制薬,③大量免疫グロブリン静注療法(IVIG),を組み合わせて治療する必要がある.
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