特集 一歩踏み込んだ—内科エマージェンシーのトリセツ
内科外来に来るコンサルトが必要な疾患
中年のショック—一見軽症でも要注意！ 壊死性筋膜炎は何科にコンサルトするの？
大場 雄一郎
1
1大阪急性期・総合医療センター総合内科
pp.1252-1255
発行日 2019年7月10日
Published Date 2019/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226399
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎患者がショック状態であっても独歩で来院することがある．
◎バイタルサイン不良や臓器障害をみつけるために，平時の状態との比較も重要である．
◎局所の身体所見だけに目を奪われず，その周囲の身体所見や全体像にも注意を払う．
◎敗血症や壊死性筋膜炎に気づいたら，応援を呼んで全速力で診察・検査・初期治療を行う．
◎壊死性筋膜炎は外科エマージェンシー疾患であり，迅速な試験切開とデブリードマン，集中治療が可能な施設で診療する必要がある．
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.
