特集 糖尿病診療の“Q”—現場の疑問に答えます
治療
【薬物療法(経口血糖降下薬)】
α-グルコシダーゼ阻害薬の使い方
岸本 美也子
1
1山王病院内科糖尿病・甲状腺
pp.845-847
発行日 2019年5月10日
Published Date 2019/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226296
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Point
◎α-グルコシダーゼ阻害薬は腸管における糖吸収を遅延させ,食後の急激な血糖上昇を抑制する食後高血糖改善薬である.
◎1日3回,毎食直前に内服する.
◎副作用として,腹部膨満感,放屁の増加,下痢,便秘などの腹部症状がある.
◎本剤単独投与では低血糖をきたす可能性は低いが,他剤併用時に低血糖が起こった場合,ブドウ糖の経口投与が必要である.
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