特集 抗血栓療法のジレンマ—予防すべきは血栓か,出血か?
抗血栓療法に注意が必要な患者
超高齢者,低体重,高度肥満などに対する投与量の調節
七里 守
1
1名古屋第二赤十字病院循環器内科
pp.325-328
発行日 2019年2月10日
Published Date 2019/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226053
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Point
◎超高齢者や低体重は抗血栓薬による出血性合併症の高リスク症例であり,減量投与を考慮する.
◎高度肥満に対する抗血栓療法には,投与量調整の明確な基準がない.
◎腎代謝が主体の薬剤は,低体重では推定糸球体濾過率(eGFR),高度肥満ではクレアチニンクリアランス(CCr)の過大評価に注意する.
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