連載 見て,読んで,実践! 神経ビジュアル診察・3
指を弾けばアラ不思議!! Hoffmann反射・Trömner反射
難波 雄亮
1,2
1安房地域医療センター総合診療科
2沖縄県立中部病院総合内科
pp.1129-1131
発行日 2018年7月10日
Published Date 2018/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225693
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
錐体路障害を間接的に証明する方法として,腱反射の左右差を検討することがあります.手指の屈筋反射も錐体路障害の存在を疑う手掛かりの1つです.手指屈筋反射には,Hoffmann反射,Trömner反射,Wartenberg徴候があります.これらの反射中枢はC 6〜Th1に反射弓を認めるといわれ,特にC 8が優位といわれています1).本稿では,打腱器を使用せずに誘発できるHoffmann反射とTrömner反射について勉強していきましょう.道具のない診療所や離島で役に立つかもしれません!
*本論文中、関連する動画を見ることができます。
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.