特集 がん診療—内科医が知りたい30のエッセンス
内科医が知りたい主ながん種の知識─診断から治療まで
【消化器がん】
肝細胞がんの診断・治療について教えてください
池田 公史
1
1国立がん研究センター東病院肝胆膵内科
pp.1230-1233
発行日 2017年7月10日
Published Date 2017/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225013
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Point
◎dynamic CT/MRIで早期造影効果,門脈・平衡相で低吸収域(washout)の所見が診断に重要である.
◎肝細胞がんの治療は,肝切除,肝移植,焼灼療法,肝動脈塞栓療法,化学療法,放射線療法が中心に行われている.
◎薬物療法では,一次治療としてソラフェニブ,ソラフェニブ不応例に対してレゴラフェニブが推奨されている.
◎肝細胞がんの治療法の選択においては,がんの進行度だけでなく,肝障害度も考慮することが重要である.
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