特集 外来診療必読エビデンス—日米比較で考える内科Standards of Excellence
各論(歯周病各論)
歯周病②—各論─歯周病とその治療が与える全身への影響,米国での歯周病治療
辻 翔太
1
,
岸本 裕充
2
1川本デンタルクリニック
2兵庫医科大学歯科口腔外科学講座
pp.1122-1125
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224986
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Point
◎歯周病は,口腔内の細菌感染により生じる慢性炎症疾患であり,無症状であることが多く,罹患率がきわめて高い疾患である.
◎2型糖尿病や虚血性心疾患では,歯周病治療により疾患の状態や発症率に変化があったという報告がある.
◎米国では,疾患予防のために定期的に歯科医院に通院する習慣がある.
◎歯周病を予知するためのインターロイキン(IL)-1遺伝子型を調べる遺伝子検査が商品化されているが,精度の向上が必要である.
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