特集 外来診療必読エビデンス—日米比較で考える内科Standards of Excellence
各論
日本編 肥満(症)の治療
西澤 均
1
1大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学
pp.1048-1051
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224967
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Point
◎BMI 25kg/m2以上の「肥満」を認め,健康障害を合併するか,将来の合併が予想される内臓脂肪型肥満を「肥満症」として,医学的に減量が必要な疾患として捉える.
◎疾患側からみると,肥満・内臓脂肪蓄積を病態基盤にするものとそうでないものを区別し,「肥満症」では効率的な合併症の検索および減量を目指した介入を行う.
◎「肥満症」では食事療法・運動療法を基本とした減量と内臓脂肪減少に伴い,複数の合併症が包括的に改善する場合が多い.
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